わたしはコンピュータで絵を描いています

コンピュータで絵を描くというと、
「あらかじめ設定しておけば、あとはコンピュータがササーッと描いてくれるのでしょう。ラクでいいですね」
と、大抵の人が仰言いますが、とーんでもない。
 コンピュータが描くのではなく、私がコンピュータに描くのですから、紙に描くのと同じです。線も1本1本自分が描かなければ、誰も描いてくれません。だからコンピュータのほうが手がかかることもあります。しかしコンピュータでしかできないこともあり、いろいろな技法が使えるのです。
 たとえば仏さまの正面からのお顔は、けっこう描きにくいものです。そのときは、お顔のどちらか半分だけ描いて、コピー→反転という隠し技を使います。仏さまなので左右まったく対称の、完ぺきなお顔でもいいのですが、しかしまったくの左右対称は、なんとなく違和感がありますので、どちらかの眉や目を少しずらすようにしています。
しかし、こういったコンピュータ的な技法はあまり濫用せず、必要に応じて、出来るだけ控えめに使うことにしています。 

 現在、神戸市中央区の葺合文化センターでパソコンに描く仏画教室を開催しています。いまはまだ第2、4水曜日の月2回、午後1時から5時までの4時間ですが、必要に応じて拡大していきたいと思います。

わたしの思惑は、ひとりでも多くのパソコン仏画作家を育成して、その人の好みや得意に応じて、お顔の目や鼻、唇やまた宝冠、瓔珞などの部品の制作を行ってもらい、それを単価いくらで販売してはどうかということです。それらの部品を組み合わせて、絵を描くのではなくコーディネイトする。パソコンの絵画でこそ、そういったことは可能だと思います。





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